あなたはスピリチュアルに対してのどのようなイメージを持っていますか?
実はスピリチュアルに対してのイメージや活用の仕方は日本と海外では異なっており
アメリカでは5人に1人の割合で「特定の宗教への信仰を持たないが、スピリチュアルに関心があり精神的な豊かさを求める」とする人たちがいることがわかっております。
その「特定の宗教への信仰を持たないが、スピリチュアルに関心があり精神的な豊かさを求める」は英語の「Spiritual But Not Religious」から頭文字をとって「SBNR」と名付けられていて、ここ数年、特に欧米諸国の間でその考え方は広まっているのです。
今回はその「SBNR」についてお話ししていきたいと思います。
SBNRとは?
SBNR=Spiritual but not Religious。直訳すると「無宗教型スピリチュアル」という言葉になります。わかりやすく言うと、特定の信仰している宗教があるわけではないけれど、精神的な豊かさを求めるライフスタイルを送る、ということ。
SBNRの身近な例で言うと、ヨガや瞑想を行ったり、自然とのつながりを意識したりすること、睡眠の習慣を心がけたりと、このように気持ちを豊かにしていたり、精神を整えるものとしてスピリチュアルを取り入れ精神的な豊かさを求めるといった考え方です。
海外で注目されている新たな価値観
SBNRの広まったのは、アメリカのカウンセラーのスヴェン・エルランドソンによって2000年に出版された同名の本によるものがキッカケとされています。
ですが、実際にはそれ以前からアメリカでは特定の信仰を表明しない人は増えており、ムーブメントはかなり前から起こっていたといえます。
主に欧米諸国で広まっているSBNRですが、日本ではまだあまり知られていないのが現状ですね。ですが、実はSBNRの考え方をもつ人々からは日本という国の文化に強い関心が寄せられているのをご存知でしょうか?
なぜ日本に関心が集まるのか?
その理由として、例えば日本には「禅」や仏教の「精進料理」といった文化があります。これらの文化はマインドフルネスや菜食主義と通じるものがあります。
参拝や供養としての意味合いが強い日本の「お遍路参り」は海外の方に「メンタルヘルス&ネイチャーウォーキング」として捉えられることがあります。
そのほかにも茶道や書道、弓道などの「道」の文化も極めて精神的でありながら「Not Religious」であることからSBNR的な側面を持っていると言えますね。
日本は特定の信仰を持たない人が多い一方で、宗教的な「心」は尊重しているという、世界でも珍しい宗教的価値観を持っている人が多いこともSBNRとの親和性の高い理由でもあります。
日本に住んでいる私たちも日本の文化を改めて見てみることで、心の豊かさにつながる新たな発見があるかもしれませんね。
まとめ
スピリチュアルには、心の豊かさを得るためのヒントが沢山あります。スピリチュアルから学ぶ知恵によって心を豊かにしてみませんか?