「ふとした瞬間に気分が沈んでしまう」気分の落ち込みに備える2つの方法

突然気分が沈んでしまうことってありませんか?前向きな気分になりにくいことに悩んでいる方、多いのではないでしょうか。

今日は、気分の落ち込みの原因と、気分を回復させるための2つの方法をご紹介します。ぜひ最後までお付き合いくださいね。

目次

1.外からの刺激が影響を与えている

「気分」とは、外部からの刺激によって私たちの内面から湧き上がってくる感覚を指します。例えば、船の揺れで気分が悪くなったり、祭囃子を聞いてお祭り気分になったりするのがそれです。

気分の変化は、私たちに意志とは関係なく起こるもの。天気や気温、偶然見かけたニュース、道端の花、他人のくしゃみなど、些細なことが気分を高めたり、下げたりするんです。

2.気分が「落ち込む」原因って何?

私たち誰もが、気分が下がる日とそうでない日がありますよね。でも、一度気分が下がってしまうと、なかなか持ち直せないことも。

それは、つまり「落ち込んだ気分」にばかり意識を向けてしまうからなんです。なぜこんなにも自分を「落ち込んだ気分」に引きずられてしまうのでしょうか?

それは、「どうしてこんなに気分が沈んでしまったんだろう?」と原因を追求したり、「気分を切り替えなきゃ」と焦ったりすることで、ますます自分を苦しめてしまうからなんです。

そんなときに大切なのは、自分を「落ち込んだ気分」から解放すること。そのために、次に紹介する2つの方法が役立ちます。

3.気分をコントロールするための方法1:注意トレーニング

注意トレーニングとは、自分で意識をコントロールするためのトレーニング法です。もちろん、気分の落ち込みがひどい状態でトライするのは難しいですよね。ですから、気分が安定しているときに練習を積むことがポイントです。

【練習方法】

1. 楽な姿勢で座りましょう。

2. 目を閉じて、自分の身体の感覚に注意を向けます(1~2分)。

例えば、「手先が冷たい」「お腹がちょっと痛い」といった感覚を意識してみましょう。

3. 目を開けて、周囲のものに注意を向けます(1~2分)。

窓の外の景色や、部屋の中にあるものの色や形に注目してみてください。

この練習を進めていくうちに、音やにおいにも意識を向けることができるようになります。

この練習は、1日に1回以上行うことをおすすめします。

4.気分をコントロールするための方法2:行動活性化

行動活性化とは、気分にとらわれずに行動する方法です。気分の転換ともいえるかもしれませんが、気分が良いか悪いかにこだわらず、とにかく行動することを重視しています。

1. 小さな喜びを見つけてみましょう。

2. 活動に難易度と喜びの点数をつけましょう。

3. 自分にできると思う活動を選んでみましょう。

4. 具体的にどこで、いつ、何を行うかを決めましょう。

5. 1週間続けてみましょう。

気分の良い日も悪い日も関係なく、取り組んでみましょう。もしうまくいかなければ、次の週にリトライすることもOKです。

まとめ

気分が落ち込むことは誰にでもあること。大切なのは、その状態から素早く立ち直る方法を知っておくこと。注意トレーニングや行動活性化といった方法を使って、気分の波に乗ることが大切です。

ただし、気分の落ち込みが続く場合は、医師や専門家の助言を求めることも視野に入れてみましょう。

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