「感情的な決めつけ」をやめる事で前向きな思考へ

ネガティブな感情に囚われる原因となる認知の歪みには「感情的決め付け」と言う考え方があります。感情的な決めつけの思考の習慣があると、ネガティブや不安の原因となってしましいます。

今回は、その「感情的決め付け」とはどう言うものか?そしてその考え方を修正するコツについてご紹介します。

目次

1.感情的決め付けとは?

まず「感情的決めつけ」とはどのような思考なのか?簡単に説明すると、「好き・嫌い・快・不快」などの、自分の感情によって物事を判断することです。

例えば、「あの人は私を不快にさせるから、あいつは嫌な人間だ」とか、「今日は何もする気になれないから、ベッドから起き上がることは無理だ」といった思考がこれに該当します。

感情的決めつけの思考で物事を判断するようになると、客観的な証拠や基準が何もないのに、感情で決めつけて、どんどん憂鬱になったり不快になったりしていってしまいます。

2.感情的決めつけを無くすには?

感情的決めつけを無くしていくには、物事に対して事実とは何か?を見極めることが大事です。ここで言う事実とは、直接目で見たり、耳で聞いたりできるものを指します。つまりは「おそらくそうなるだろう」といった予想や推測したものではないということです。

では具体的な事例を挙げてみましょう。

例えば、あなたが道を歩いている時にたまたま友人のAさんが目の前を通りかかったとします。

ですがAさんはあなたに声をかけることもなく目の前を素通りして行ってしまいました。その時あなたは「Aさんは私のことを不快に思いながら通り過ぎた、てことは私の事なんか嫌いなんだ、」と思い、落ち込んでしまいました。

この場合、「Aさんが私の横を通り過ぎて歩いて行った」というのは、目撃できる場面であり、事実と言えますね。

ですが「Aさんは私のことを不快に思いながら、横を通り過ぎて行った」というのは、Aさんの気持ちを直接感じることができるわけではないため、事実とは言い難いわけですね。

なので、まずはこの場面の事実とは何か?といった「事実を見極める考え方」を持つことが大切です。

感情的決めつけの思考をやめて、前向きな思考を育てるためには、まず感情を一旦横に置き、客観的な事実を見極めることが重要です。

まとめ

「感情的決め付け」を修正し、適応的な思考を身につけることは、健全な心の状態を保つために重要です。気づきが早ければ早いほど、気持ちに囚われる時間を短縮できます。この方法を活用して、より前向きな思考を育てましょう。

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