パロサント~浄化と安らぎをもたらす聖なる木~

近年、癒しや浄化のアイテムとして注目度の高い「パロサント」。空気を浄化する作用もあるため、ヨガやマインドフルネスを行うときに使うほか、部屋の空気がよどんでいると感じたときや、気分が不安定な時,ネガティブ時など、普段の生活に積極的に取り入れる人が増えています。

「試してみたいけど、どうやって使えばいいのかわからない」
「そもそも浄化って何？」
「手軽に取り入れて心を落ち着かせたい」

といった方、必見です！

1.パロサントとは？

スペイン語で「聖なる木」と言われる南米産の神秘の香木「パロサント(Palo Santo)」。
主な産地は、南アメリカと中央アメリカの一部の地域。希少性が高く、濃厚な香りを放ちながら空間を浄化し、幸福を呼び込む香木として近年では世界中の多くの人々から注目を集めています。

パロサントもまたホワイトセージと同様に約1000年以上も前からネイティブアメリカン達の神聖な儀式やセレモニーにも愛用され「神の樹」とも呼ばれ邪気を払う神聖な物として大切にされていました

2.パロサントの歴史

パロサントが浄化のアイテムとして使用され始めた歴史については諸説ありますが、その歴史はインカ帝国にまで遡ると言われ、シャーマンが行う儀式で使う浄化香として使用されお祝いの場や儀式などで神々との対話を始める時に使われたり、悪い波動や邪気を払うために使われていました。

そのためパロサントは「聖なる木（Holy Wood）」と呼ばれるようになりました。パロサントはその場を浄化していくれる効果があるとされています。濃厚な香りで、幸福を呼び込んでくれる木として使われ、その香りは心のリラックス効果を高め、メンタルを落ち着かせたい時にも効果的な香りです。

3.パロサントの効果

パロサントには、｢場｣や｢気（心）｣を浄化する作用を持っています。ですが、そもそも「浄化って何？」という疑問が思い浮かびませんか？よく聞く言葉でふわふわとしたイメージに包まれた言葉ですよね？
私自身も最初はその意味をよく知らずに勝手なイメージで捉え、「浄化」ってなんだか怪しいな笑。と感じていました。ですが「浄化」について調べ知っていく中で、日常生活を送る上で浄化を取り入れることはとても有意義なことだと感じるようになりました。

「浄化」について詳しい説明は別のブログにて投稿していきたいと思いますが、ここでは大まかに「浄化」というものはどのようなものか？ということを説明していきたいと思います。

4.浄化とは？

あなたもこんな経験ありませんか？
神社やお寺などの神聖な場所に行くと、不思議と心が落ち着き穏やかな空気感に包まれる。

これは「太陽の光が場を浄化」し、「風がよどんだエネルギーを連れ去ってくれる」からです。

ごく当たり前の事ですが、人は日差しが差し込み、風通しがよければ気持ちがよいと感じ
心が落ち着くのです。

つまり浄化とは「人が穏やかで心地よさを感じれる場と空気を整える」と言えるでしょう。そんなふうに浄化を捉えれば、「浄化」という言葉を身近に感じられますね。

神社などの神聖な場所が心地よく感じる事が多いのは、その「土地の風の流れ」や「太陽の差し込む方角」をとてもよく理解し計算して作られた場所でもあるからです。

ですが私たちの周りには、そんな場所ばかりではありませんね、

隣の家との距離が近く窓を開けずらい
日当たりや風通しの悪い間取りや立地
道路などの騒音で窓を開けていられない

などなど
さらにこんな事も多いのではないでしょうか？

普段は会社などへ出かけているので「日中の太陽が出ている時間に部屋を締め切っている」

これは誰もがしている事ですね、私もそうです。

留守にするので、本当に仕方がない事なのですが、空気の循環はとても悪くなりますね。
そのような場所では、帰宅してもリラックスできないと感じてしまい心を落ち着かせることはできませんし、発想はネガティブになりメンタルのバランスを崩してしまうこともあります。不眠症や精神的なストレスから身体の病へと繋がって行ってしまいます。

そんなときに簡単で気軽に浄化できるのが、パロサントを使用しての「スマッジング」と呼ばれる浄化方法です。

5.空気を浄化する「スマッジング」

スマッジングとは、スマッジ＝smudge(燻（いぶ）す)という意味で、ハーブを燻したときの煙で「空間や土地などを浄化」させ、けがれを祓う浄化方法です。

スマッジングは一見、難しそうに感じてしまいますが、とてもシンプルで簡単です。
スマッシングの方法はいくつかありますが、はじめてでも取り入れやすい方法を紹介します。

6.パロサントの使い方

まずはパロサントを用意します
耐熱性のお皿や灰皿を用意します。
※ただし、タバコに使っている灰皿と共有するのは避けてください。
パロサントに火をつけて、炎が安定したら火を消します。
肝心なのは、煙でいぶすこと。いつまでも炎が立っている必要はありません。炎が安定したらすぐに消すようにしてください。
あらかじめ用意した器にパロサントをおき、浄化したい場所に置きます。
- お部屋全体を浄化したいとき
  煙がまんべんなく行き渡るように器ごと動かします。
- 家じゅうを浄化したいとき
  その器を持って各部屋を歩いていくとよいでしょう
すべての部屋の浄化が済んだら、パロサントが自然に消えるのを待ちます。
しっかりと鎮火したことを確認してください。
- 最後に部屋の窓を開けて空気を入れ替えます。パロサントの煙が、不要な念や邪気を連れ立って空に向かってくれます。そうすることで、空気の質が変わるのを体感できると思います。