結論の飛躍とは?

今回は、以前のブログでもお伝えした「認知の歪み」の1つでもある『結論の飛躍』と言う考え方についてお話します。

この『結論の飛躍』がどういった思考なのか?そのことを理解することで、私たちの心に溜め込むストレスを減らし、よりポジティブな考え方を身につけることができるますのでぜひ参考にしてみてください。

目次

1.結論の飛躍とは?

結論の飛躍とは、ストレス状態になりやすい固定的な考え方で、十分な根拠もないのに悲観的な結論へ飛んでしまう思考のことです。

結論の飛躍には大きく分けて2つのタイプがあります。それぞれ詳しく見てみましょう。

1.タイプ①:心の読み過ぎ・読唇術(mind reading)

このタイプは、相手の些細な行動や言動を読み取って、自分なりの解釈をしてしまいます。

例えば、友達が朝の挨拶に返事をしなかったら、「もしかして何か嫌なことを言ったかな?」とか、「もしかして私に嫌悪感を抱いているのかも?」などと、相手の心の中を自分の解釈で考えてしまうことです。

この「心の読み過ぎ」が過剰になると、自分自身を無意識に不安にさせてしまう原因になります。また、友達との関係に亀裂が入ったり、余計なストレスが増えたりしてしまうすることにも繋がっていくでしょう。

この「心の読み過ぎ」を防ぐためには、相手の立場を考えることが大切な事です。まず一度自分の想像力に取り憑かれる前に、相手に直接聞いてみるか、少し相手の状況を観察してみることが大切です。

2.タイプ②:先読みの誤り・間違った予言(the fortune teller error)

こちらのタイプでは、未来を予測してしまい、その予測に基づいて行動してしまうこと。

たとえば、「好きな人に告白して振られるに違いない」とか、「私には恋人はできないだろう」といったネガティブな考え方です。

まだ起きていない未来を予測するのはとても難しいことで、私たちの予測はほとんど当たらないことが多いのです。こうした予測に縛られることで、自分自身を制限し、それが不安へと繋がってしまいます。

こういった考え方になりがちな人は未来を予測する代わりに、前向きな未来を思い描くことで、ストレスを軽減していけます。

例え、予想外の失敗や困難な事起きたとしても、それは成長の一環と受け入れ、新たなステップとして捉えることができれば、未来に向かって積極的に行動でき自分を成長させていくことになります。

まとめ

結論の飛躍は、私たちがストレスを感じる原因のひとつです。心の読み過ぎや未来の予測にとらわれず、冷静な視点を保つことが大切です。

みなさんも、結論を急ぐ前に相手の立場を考えたり、前向きな未来をイメージしてみることで、より健康な思考を持つことができるかもしれません。

自分自身を解放し、ストレスの少ない日々を送ってみてくださいね。

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次