メタ認知とは？

メンタル不安やネガティブな感情が湧いてきたとき、冷静に対処できるのが良い事ですが、そういう時ってつい感情に流されてしまいがちですよね。

そんな時に役立つのが「メタ認知」というスキルです。メタ認知を身につけることで、感情を上手にコントロールできるようになりメンタル不安やネガティブな感情に落ちづらくなるのです。

今回はその「メタ認知」についてお話ししたいと思います。

1. メタ認知とは？

メタ認知は、自分の感情や思考を冷静に見つめるスキルのことです。なんだか難しそうですが、「自分の中に存在する別の自分が感情を見守ってくれる」そんなイメージとして捉えてみてください。

感情のスイッチが入ったときに、その別の自分が冷静になって状況を見極め、落ち着いた対応をする、それがメタ認知の考え方です。

メタ認知が高い人は、自分自身を客観的に見ることが得意です。自分の感情をコントロールする力もあります。メタ認知が高いことで仕事でも人間関係でもうまくやっていけます。

そのような人は相手の気持ちを考えたり、適切な距離を保つのも上手です。ただし、メタ認知が強すぎると、他人の評価ばかり気にしてしまって自分を見失うこともあるので注意が必要です。

メタ認知が低い人は、感情に振り回されやすいです。急にイライラしたり、感情的な行動をとることがあります。自分の感情を冷静に見ることができないため、相手に気を悪くされることも。

例えば、ちょっとした意見の違いから大げんかになってしまうことも。自分の癖に気づいて改善することが難しいこともあります。

メタ認知を鍛えるには、まずは自分を客観的に見ることからスタートする事です。それには以下の方法を試してみるのがオススメです。

– 自分の感情を振り返る習慣をつける

– イライラしたときなどに、なぜそう感じたのかを考えてみる

– 毎日の出来事を日記に書く。それより自分のパターンに気付く

– イライラする前に、深呼吸などのリラックス方法を試してみる

– 自分の感情に意識を向けることで、コントロールの方法を見つける

メタ認知を鍛えるために少しずつコツコツと続けていくことで、感情を上手にコントロールできるようになります。メタ認知を少しずつ身につけて不安に対処できる安定した心を作ってみてはいかがでしょうか。