リラックスして寝る~素敵な夜の過ごし方

朝目覚めた時に「昨日の疲れがちょっと残っているなあ」という感じや、「なんだか眠気が取れないなあ」と感じることありませんか？

そんな朝の不快感を抱えている方のために、気持ちをリフレッシュして、心地よく元気な一日を迎える方法をお伝えしたいと思います。

１.まず、リラックスってどんなこと？

「リラックス」という言葉は当たり前のように皆さんはご存知ですよね。でも、具体的にどんな状態が「リラックス」しているのか？と言われたら少し難しいですね

辞書で調べてみると、「緩めること」「気楽にすること」「緊張をほぐすこと」といった意味が出てきます。これを簡単に言い換えると「体の力を抜いてほっと一息つくこと」

ではそんな「体の力を抜いてほっと一息つくこと」時には、体がどのような状態にあるかというと「副交感神経が優位になるとき」がその状態と言えます。

副交感神経が優位になると心地よいリラックス感に包まれます。また深い眠りへとつながるためにも、この副交感神経がとても大切な役割を果たしています。

逆に「交感神経が優位」になると体は緊張状態になってしまします。交換神経は昼に活発に活動するための神経なのです。

例えば、仕事が終わっても「明日のことが心配だな」とか「仕事のことをずっと考えてしまうな」という感じが続くと、どんなに自分が「リラックスしているつもり」でも、体はちゃんと休めていないかもしれないですね。なぜならばそんな時は「交感神経が優位」なままで、体のメンテナンスがうまくいかなくなっているからです。

２.リラックスして眠るため避けること

ではどうしたらリラックスして眠る事ができるのか？それにはまず寝る2時間前の時間を大切に使って、心地よいリラックスを感じてみる習慣を身につけることが重要です。

少し自分のことを振り返ってみてください。あなたはいつもの夜、寝る2時間前はどのように過ごしていますか？

寝るギリギリまで「ゲームを楽しむ」「スマホで遊ぶ」「テレビを見る」といったことをしていませんか？

これらのことは、人生を楽しむためにとても大切なことですが、寝るギリギリまで見てしまうと画面の光が目を刺激してしまい、なかなか深い眠りにつけなくなることになる原因にもなってしまいます。

じっくりと体をリラックスさせる習慣を作るためにまずは、寝る2時間前にこういった刺激を避けることから始めてみましょう。

3.五感を使って、心地よい状態に誘導する

寝る2時間前にスマホやゲームを避け、その代わりにどういった事をすればリラックスした状態で眠りにつけるか？オススメの方法をご紹介します。

それは五感を使って、心地よい状態に誘導する方法です。五感とは、聴覚・嗅覚・触覚・味覚のことを指します。これらを刺激することで、体がリラックスモードに切り替わるんです。例えばこのような事が挙げられます。

聴覚：音楽を聴いたり、自然の音を楽しむ
嗅覚：アロマを使って香りを楽しむ、お香を灯す
触覚：ふわふわのぬいぐるみを抱いたり、マッサージを受ける
味覚：美味しいものを食べる（ただし、お酒は控えめに）

その他にオススメは読書も素敵なリラックス法です。実際の研究でも、読書がリラックス効果をもたらし、良い睡眠に導く効果があることが分かっています。ただし、ハラハラするストーリーではなく、静かで穏やかな本を選ぶと、リラックス効果が高まるようです。

お仕事の日でも、一気にゲームやスマホをやめるのは難しいかもしれません。でも、徐々に時間を減らしたり、リラックス法を試してみることから始めるのも良いアイデアです。

4.寝る前の幸せな習慣

リラックスした状態で眠るためのコツをもう１つお伝えしますね。それは明日のことを考えずに、ほんのりポジティブな未来を想像してみることです。

これは、「メンタルタイムトラベル」と呼ばれる方法で、自分が幸せな未来を想像することで、心がリラックスし、眠りの質も向上することが研究で示されています。

例えば、ベルギーの大学で行われた実験では、毎晩数分間、ポジティブな未来を想像することを続けたグループの幸福度が上がったという結果が出ています。ネガティブなことを考えながら眠ると、体が緊張してしまい、深い眠りを妨げてしまうこともあるのですが、ポジティブな未来を思い描くことで、心地よいリラックス状態を保つことができるんです。